2019/01/11 10:53
日本では南の海で捕れる夜光貝。
中尊寺・金色堂の螺鈿細工、正倉院の宝物『平螺鈿背八角鏡』に螺鈿として使用されるなど古来より朝廷への献上品として用いられ、一般的には螺鈿細工の材料として広く知られています。
欧米諸国でも人気が高く英語でGreat Green Turbanと呼ばれております。
そのままではこのような形状。
長年の付着物が表面に張り付いています。
大きな貝なので表面を削った後、小分けにしていきます。
真珠層が見える状態まで研磨しました。
さらに宝飾品として使えるサイズに小分けするとこのように。
ここまで仕上げシルバーなどの枠を製作し完成へと進めていきます。
真珠層独特のシルクのような優しい輝きは吸い込まれそうな美しさを持っています。
是非、お手にとってお楽しみください。