Atelier Ozaki

2020/02/02 20:20



お手持ちのダイヤモンドを使ってのリフォーム工程。

過去に一度、石が外れ他店にて修理をしたようですが再度石が動くので修理依頼でした。
現状確認をするとどこかの店でされた修理があまりよくない加工・・・。
石の状態も気になったので補償不可の確認をいただいてから石を外しました。
石枠のなかで割れた状態。
お客様と確認作業や加工の進め方を相談させていただきこの石をそのまま使い新しい枠を製作することに。
新しい石の提案なども致しましたが思い入れがあるダイヤなので出来れば使いたいとのご要望を形へと進めていきます。
リカットすればかなり小さくなる上、割れる可能性も高かったので難しい判断でした。


新しい石枠はフクリン留めに。
割れた部分にも地金を沿わせ製作。
横からの衝撃には地金に守られ、外周は円形なのでカケが目立たずご使用できるデザインです。

綺麗に磨き上げ完成。
いつも以上に神経を使う留め作業でしたが納品時はとても喜んでいただき苦労が報われました。
今回のケースは新しい石の提案以外にも喜んでいただける加工でしたのでこちらも勉強になった一品です。