Atelier Ozaki

2021/01/28 21:12

お手持ちの角石のルース2ピースと使わなくなった指輪などから外したダイヤを使用し作り上げたプラチナペンダント。

事前に当店のインスタを見ていてくれたので、その中の一つをベースにアレンジを加えデザインを固めていきました。

Waxで原型を作り鋳造から返ってきたところ。


全体を荒仕上げした後、金属の品位や石目の刻印などを打ち込みます。


通常は中石を最後に留めますが今回は違う手順で進めました。
中石周りの地金を石留め後、綺麗にしてから均一に彫りを進める為です。

脇石や彫り模様の縁取りなどの彫り細工が終わったところ。
若干バリが出るので細かい箇所も研磨・彫りで修正していきます。
   
4枚花の彫り細工。
最後に脇石を留めていきました。
画像では分かりにくいですが中石や花の細工の部分にはセロハンテープを張って工具が滑った時に傷がつかないよう処置しています。

脇石の留め工程。
取り巻きデザインは小さなメレを彫り留めしていくと全体が華やかになりお勧めです。
大きなメレで爪留めはデザインによって少し古くなりますが、石のサイズや技法を変えることによりスッキリしたデザインに生まれ変わります。
今回はデザイン相談の際に受けたご希望を組み入れたジュエリーです。
他にないオーダーメイドらしいペンダントが出来上がりました。