Atelier Ozaki

2021/03/02 20:34

イヤリングから指輪へのリフォームご依頼。

大胆に動きを付けた指輪に生まれ変わりました。

~製作過程の一部~
今回はパール2粒とこちらで用意するダイヤモンド一粒が希望デザインでした。
何点か描き、そのうちの1点から製作スタート。


地金の塊を叩き・延ばす加工、『鍛金』製法で進めます。
右の塊はダイヤの座となるパーツに。

ざっくりと座をパイプ状にし、仕上げは回転工具に取り付け綺麗な円柱を作っていきます。

一体化させロウ付け(溶接)
張力で開かないよう固定して火に当てます。

真珠が座る座を形成中。
球体の物はどうしてもポコッと飛び出すので、出来るだけ地金のラインと滑らかに繋がるよう意識して加工しています。


真珠を留める際に必要な軸。
ねじることで真珠と軸の接着面のかかりを強固にします。
指輪は特に他の物と当たる可能性が高いので一手間をかけ、後のトラブルの可能性を低くしていきます。

完成品
お持ちいただいた真珠はテリがあり、とても綺麗な逸品でした。
その真珠が損なわれないよう滑らかに地金を磨き上げ、ダイヤモンドも見劣りしないクラスをセッティングしています。